中米の国、ニカラグア。グアテマラとコスタリカに挟まれた位置にあります。
湖、火山、ビーチといった雄大な土地として知られ、自然豊かで多様性に富んだ熱帯の野鳥が多く生息します。
Coffea Funikaでも11月にスタートして以来、非常に人気を博しています。
アナエロビックについてはこちらの記事をご覧ください。
嫌気性発酵(アナエロビック・カーボニックファーメンテーション)についてペラルタ農園について
どのような場所か
ニカラグア北西部 ヌエバ・セゴビア県にペラルタ農園があります。
コーヒーの栽培に適した以下の条件が整っています。
- 冷涼な気候
- 標高1,000m以上を超えるセゴビア山脈
- 豊富な降水量
- 肥沃な火山土壌
栄養豊富な土と広大な自然環境に囲まれた場所に位置するのが、このペラルタ農園なのです。
歴史と背景
フリオ・ペラルタ氏を中心に家族で経営をしています。歴史も長く、国際的な市場でも名を馳せています。
世界中のコンテストで入賞を繰り返し、COE(カップオブエクセレンス)も何度も獲得していることでも知られています。
持続可能な農業と環境保護に対する強いコミットメントを持ち、土壌や水源を守る工夫が施されています。
農薬や化学肥料の使用を最小限に抑え、シェードグロウンなどの自然農法を活用しています。
また、農園周辺の地域社会への支援にも力を入れており、労働者の待遇改善や教育支援などの社会貢献を積極的に行っています。
JAVA種(ジャワ/ハワ/ジャバ)とは
起源と歴史
Java種とはアラビカコーヒーの1つに分類されます。
元々インドネシアのジャワ島で栽培されていたことに由来します。
19世紀初頭にオランダによってコーヒーの栽培が導入されました。
アジアで初めてコーヒーの栽培が始まったのがこのジャワ島、つまりアジアで初めての品種はこのJAVA種ということになります(諸説あり)。
栽培地域
インドネシアをはじめとする東南アジア地域で栽培されることが多いです。
現在では、ブラジル・コロンビア・ニカラグアなどアメリカ大陸にも広がっています。
標高の高い1,000〜2,000mの範囲を好む品種です。
フレーバー(味わい)や香りはどのようなものか
さて、気になるのは味です。
Java種はアラビカ種の中でも低酸味なのが特徴です。
滑らかな口当たり、まろやかで豊かなコクが楽しめます。
Coffea Funikaでは浅煎りで焙煎をしています。
精製方法はアナエロビックファーメンテーションなので少しの発酵感のある、明るいブドウのような風味がロゼワインを思わす味わいです。
また、鼻を抜ける香りはバニラのように長く余韻が続きます。
コーヒーがそもそも“フルーツ”なんだという事実を知らされる味。言わばジュースのような感覚に近いかもしれません。