コーヒーの歴史や産地特性(エチオピア編)

こんにちは、

暑くなると浅煎りのコーヒーが飲みたくなりますね。

浅煎りの定番と言えばエチオピアですね。

華やかでジャスミンのような香りがしたり、

爽やかで果実感のある酸味が特徴的です。

今回はエチオピアのコーヒーにおける歴史や産地特性についてお話していきます。

歴史を知った上で飲んでみると一段と美味しく感じると思います。

エチオピアとはどんな国か

ざっくり分かりやすく説明していきましょう。

エチオピア連邦民主共和国が正式名称です。

アフリカ最古の独立国になります。

人口は約1億人以上、

3000年の歴史を持ち、80以上の民族がそれぞれの文化を持った他民族国家です。

ケニア・スーダン・ソマリアなどに隣接した国で、

今でも貧困は続きます。

アムハラ語,オロモ語,英語等を公用語としてます。

1年が13ヶ月もありますが日数は365。

毎月30日で終わり、余った5〜6日が13月になります。

コーヒーの歴史

9世紀

コーヒーはそもそもこのエチオピアから生まれました。

それがなんと1200年ほど前です。

起源とされる説は「山羊飼いのカルディ」です。

ある時、ヤギが興奮する事がありました。

カルディがその理由を調べた結果、コーヒーの果実が原因だと判明。

世界で初めて眠気覚ましの効能があるフルーツとして使用するようになったと言われています。

当時は飲み物としてではなく食べ物として扱われていました。

17世紀

この頃になってようやく輸出がされるようになりましたが量はそれほど多くはありませんでした。

当時は海を渡ったイエメンなどの中東でカフェブームが巻き起こっていました。

ヨーロッパも興味を示していましたが輸出量が少ないことから断ることもしばしば…。

このタイミングで海外でのプランテーション栽培が始まるのです。

主にイエメン・アメリカ(南北)・ジャワ島でスタートしました。

19世紀

この頃には輸出量が5tあったとされる記録が残されているので

輸出量が多くなっていることが分かっています。

この時に2つの等級コーヒーが生まれます。

  • 長年に渡って好まれ上質であるとの評価を得たハラール
  • それ以外の地域で自生していたアビシニア

20世紀

50年頃には本格的にコーヒー産業の強化が入ります。

1957年にはエチオピア国営コーヒー協会が設立し、

新たなコーヒーを格付けするシステムが導入されました。

そして、90年には国債市場に参入していきます。

産地特性

エチオピアの品種は主に2つあります。

  • 在来種
  • ティピカ

エチオピアが他国と違い大きな特徴はこの在来種にあります。

これは収穫による大きな違いによって起因します。

エチオピアは自生している木から摘んで精製所に持ち込まれるので

品種の特定が難しいのです。

なので豆を見てみるとバラつきがすごい!

ほぼブレンドのような感覚でしょうか。

エチオピアは小規模事業者なのでウォッシングステーションで処理されます。

味の特徴は主にこちらになります。

  • フローラル
  • フルーティー
  • 柔らかな酸味
  • 独特な個性

一概にこれとは言えませんが多くはこのような印象深い個性を持っています。

まとめ

エチオピアはコーヒー史では欠かせない国ですね。

収穫の仕方は国によって様々ですがエチオピアはかなり個性的な方法が分かったと思います。

この国から世界中に広がり、長い年月をかけてコーヒーの文化が築き上がっています。

歴史を知るとコーヒー選びも楽しくなります。

今後の他国の記事もお楽しみください。

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